部屋が散らかっている人の中には、他人のために頑張りすぎていて自分のことを後回しにしている人が多いです。

会社のこと、家族のこと、学校のこと、地域のこと、色々な人のことを思い、貢献していることが少なくないです。

 

そんな頑張り屋さんは「無理するなよ」と声をかけられ、果たして「無理とはどこからが無理?」と一瞬考えるだけで、部屋の片付けはもちろん後回し、睡眠時間も削り頑張りすぎていないでしょうか。

心身の不調よりも先に教えてくれる抱え過ぎの基準

他人のために頑張っている人が多いからこそ、自分軸などという言葉が流行っているのかもしれません。

常日頃から自分軸な人は、自分軸なんて意識しなくとも既に自分軸なことでしょう。

他人のために頑張ることは、自分のためにもなり得ると知っているので、優しい人ほど自分軸に基づいて行動するのは難しいのではないでしょうか。

そんな人のために分かりやすいバロメーターがあります。

それは部屋です。

自分を後回しにしていると部屋が荒れてきます。

出したものをしまうのも後回しになるからです。

洗濯済の物をしまうゆとりはなく、ベッドはとりあえず横になるための空間。

 

どこからが頑張り過ぎかよく分からない貴方には部屋を見つめる必要があります。

心地よい空間で自分が暮らせているかどうか。

自分を大切にした上で他人も大切にするのがよいとよく言われますが、心地よい空間で暮らすことは自分を大切にするのと同じことでもあります。

もしも部屋が荒れてきたら、これ以上何かを引き受けるのを控えましょう。

他の人でもできることは他の人に頼みましょう。

それが、無理をしないということではないでしょうか。

片付けのプロに依頼し、家事の時短を図ることでリラックスする時間を増やすこともできます。

 

限界突破で病気等になる前に、部屋をバロメーターにして、犠牲度を見えるようにし、適度に休むことをしてみてはいかがでしょう?

ゆとりがあるとないとでは夫婦関係も親子関係も随分変わってきます。

ゆとりがないと、ちょっとしたことでイラついてしまったり、八つ当たりしてしまったりしがちです。

大したことではないのに怒り過ぎて自己嫌悪に陥ってしまうことも……。

親がよくイライラしていると子どもに悪影響を及ぼすことがあります。

まずは貴方自身を大切にしましょう。

この記事を書いた人

大関文子
大関文子子ども部屋のお片付けスペシャリスト
保育士・小学校支援員の経験から、子どもが自分から片付けるようになる子ども部屋お片付けを提案